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不登校のブリーフセラピー-4

解決思考ブリーフセラピーには3つのルールがあります。



ルール1:もしうまくいっているなら、変えようとするな


ルール2:もし一度やって、うまくいったのなら、

     またそれをする


ルール3:もしうまくいっていないのであれば、

     なんでもいいから違うことをする。



1は「そうか、今までの自分のやり方は違うんだ」と思って、

 今までうまくいっていた部分まで変えていまい、

 その結果実践がうまくいかなくなることがあるということです。



2はうまくいったのに、それを繰り返そうとしない

 =うまくいったこと自体に気づいていない場合があります。



3はうまくいってないにもかかわらず、

 いつもいつも同じことをやって、そしてまた失敗てしまう。




簡単なようで難しいことかもしれません。

しかし、上の3つを頭に置いてみてください。


そして、重要なことがもう一つあります。

「外在化」というものです。

“本人”と“問題”をきちんと分けることが重要。

往々にして“本人”と“問題”を

一緒くたにしてしまうので、

自体はどんどん深みにはまってしまいます。

そうしないのが「外在化」。




どんな治療にも必要なひとつの態度である。

例えば、昔から使っている

「痛いの痛いの飛んでけ~」

つまり、本人と痛みは別物であって

痛みが飛んでいけば(治れば)

本人そのものが元のようになります。

洋の東西を使われている言葉だそうです。




不登校の場合は、本人は昔から変わらずの本人。

そこに「不登校虫」が入り込んだと考えてみてください。

なかなか、そうは理解できないかもしれませんが、

子どもは子ども、状態は状態として分けて考えてみてください。




「例外」を見つけ、3つのルールを行い、

s外在化してみる。

そこで何か変化が起こってくる可能性があります。

当事者である子どもは、彼らの問題解決の

リソース(資源。資質)を持っていて、

自分が持っている問題の

解決のエキスパート(専門家)である。

ということを信じて、子どもに寄り添って

一緒に歩いていくということをしてみてください。

そこに、何かの可能性があると思っています。

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# by nocotoco | 2019-01-13 05:17 | 不登校・ひきこもり

不登校のブリーフセラピー-3

次に難しい点は、不登校に対して、

さまざまな言われ方が存在していることです。

たとえば、昼夜逆転が

治らないと学校にいけない、

ゲームの世界ばかりに没頭していると

現実の社会で適応できないなど、

家庭の居心地がよすぎるから、

家から出ることができない、などです。




どれももっともらしいですし、

ある一面からすれば「正しい」かもしれません。

しかし、本当にそれらの

「正しいこと」をクリアしなければ

解決ができないのということなのでしょうか。

「どういうことが起こったら元気が戻ってきたなぁ」

と思えるのか、そこが重要です。




問題を抱えると、ついついうまくいかない解決策に

こだわり続けてしまうことがあります。

そしてその背景には、

さまざまな「常識」があるようです。




一度「問題」が起きて、

生活リズムやゲームを適度に楽しむことなどは

とても大切なことです。

親としてきちんと子どもの行動を

マネジメントできるに

越したことはありません。




しかし、一度「問題」が起きて、

生活リズムやゲームのことを

改善しようとするにもかかわらず

よい方向に向かわない時は、

別の視点をもって見ることも大切でしょう。

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# by nocotoco | 2019-01-12 05:16 | 不登校・ひきこもり

不登校のブリーフセラピー-2

不登校の難しいところは、ゴールや目標の

バリエーションを見出すことが

難しいところにあります。

具体的には、不登校の目標が、

学校に行くことや

社会生活を送ることに限定されがちであると

思われるからです。



いろいろなよい変化がかりにあったとしても、

家族や本人は

「でも、まだ学校に行くことができない」

というところに立ち戻ってしまいます。

つまり、0か1、あるいは白か黒、

ということになってしまいます。



長年問題を抱えていることも珍しくないでしょうから、

無理もないことです。

家族にしてみれば、だんだんと時間との

闘いにのようになってしまい、

焦りが募ってくるので、少々の変化では

安心できない傾向はさらに強まります。



当事者にも不安はあります。

しかし、家族の前でのその不安は

なかなか表明できません。

不安を表明すれば「では、学校に行きなさい」、

あるいは「病院やカウンセリングに行きなさい」と

言われてしまいかねないと考えているからです。

しかし、一歩踏み出すまでの自信がまだあるわけではないので、

不安や心配事について口に出すことができません。




家族はそのような本人の姿を見て、

「まったくやる気がない」とか、

「自分の将来に無関心だ」と感じてしまいますが、

そうではなく、自分の将来については、

誰よりも考えているにもかかわらず、

それを口に出せない状況にあるのです。

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# by nocotoco | 2019-01-11 05:14 | 不登校・ひきこもり


不登校、ひきこもり、子どもの声を引き出します。


by Sere.C.R

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