セルフ・カウンセリング:親のセルフコントロール2

起きなさい!

小学4年生のE子さんには、起床の問題がありました。

たびたび、学校へ行く前に、ひと騒動持ち上がるのです。

これはどこにでもでありそうですよね。


お母さんの「起きなさい」に始まって、

お父さんの「布団をはがしてたたき起こせ!」のカミナリで

やっと解決がつくといった具合です。

毎朝、起きなさいといくら言っても時間ギリギリまで

ベッドの中にいる子。


親の方もついつい頭にきて怒ってしまいます。

こんな事毎日繰り返すのは本当に疲れてしまいますよね。

どうすればいいのだろうかと考えてみる。

普段は仲のいい親子だけれど、

このときばかりは、頭にきてしまいます。


なんとかこの事態を改善したい。

仲が良かったり、怒ってみたり、

自分の中に、複数の自分がいるみたいな感じです。


そこで、まず、あなたの自我状態を

はっきりさせるところから始めてみましょう。

・子どもに向かって「起きなさい、起きなさい」と言っている、
 頭にきているあなたの中で、主導権を握っているのは
 P:Parent(親)、A:Adult(大人)、C:Child(子ども)のうちどれですか?

・子供がいつまでも起きないので。その時に出てくる自分、
 「つい頭にきて、怒ってしまう」あなたは
 P(親)、A(大人)、C(子ども)のうちどれですか?

声を高くして「起きなさい」と言っているあなたは

親的な部分ですからP(親の自我状態)です。

それも強い口調で命令する父親的なPでしょう。

Pの中にも父親的、母親的のふたつのPがあります。


次に「頭にきて、怒って」いるあなたの場合、

普段の仲の良さが消え失せてしまう状態、

これは感情的で興奮した状態、

つまりC、子供の自我状態にいることになります。


こうなるとC(子ども)対C(子ども)の形になり、

まるで子供同士の喧嘩と同じようになってしまいます。


さて、これで朝寝坊の子どもに向かっている、

自分の自我状態の働きがチェックが済みました。


自我状態はP、そして、Cでした。

この場合には、A(大人の自我状態)がさっぱり働いていないようです。

Aを働かせてみましょう。冷静に「朝起きない」ことを考えてみましょう。


「起きなさい」と言えば言うほど、

ベッドにしがみついているようだわ。

何度言っても効果がないなら、

言わなくても同じじゃないかしら。


あの子が遅刻したからってどうなんでしょう。

まさか、世の中がひっくり返るわけでもあるまいし。

かえって遅刻して、一人でそっと教室に入っていく気持ちを

味あわせてやるほうが、いいんじゃないかしら。

翌朝、お母さんはE子さんの耳元で「眠いでしょうけど時間よ」

と一言だけ言って台所に戻りました。するとE子さんは時間

いっぱいになると一人で起きてご飯をすませて、学校へ飛んで行きました。


Aすなわち大人の自我状態で冷静に判断したわけです。

この日から「起きなさい」を1日一回以上言わなくなりました。

「頭にきて怒っている」C(子ども)をなくしたのです。

父親のP(親)もありません。


3つの私をコントロールすることで

人間関係を改善するということです。

つまり、親子の関係(自分の自我状態)を見直すことになるのですね。








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by nocotoco | 2017-12-23 15:29 | セルフ・カウンセリング | Comments(0)


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