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親子コミュニケーション:共感しながら聴く-1

共感しながら聞く

共感するとは「他人と同じ感情を持つこと」

「他人の意見や感情をその通りだと感じること」

もちろん、他人の話や子どもの話を聞いて、

いつも完全に「同意」できるわけではないですよね。

むしろ、子育てにおいては、

子どもの意見に同意できない場面の方が多いかもしれません。

親子コミュニケーション:共感しながら聴く-1_f0394357_07014422.jpg




































相手の話の内容に自分を完全に同化させたり、

話し手の気持ちになったりする「共感」とは違うもので、

話している人そのものを肯定することを表しています。


具体的に共感するとは?

・聞くことで「共感」を示す
 
・表情や態度で「共感」を示す

・間をつかむことで「共感」を示すペーシング 

・親からの最初の言葉は「共感したよ」というメッセージ

・あいづち、うなづきを入れて「共感」を示す 

・相手の言葉を繰り返すバックトラッキング

・一緒に考えていこうという姿勢を表し「共感」を示す

・ミラーリングで「共感」を示す


□ペーシング

ペーシングとは歩調合わせという意味で、

相手の話し方や状態、

呼吸などのペースを合わせることです。

何気ない仕草などで、相手と同じ状態を作り出し、

安心感を感じてもらう

コミュニケーションを活発化させるスキルです。

うなづきやあいづちなどは

私達がよくおこなっているペーシングです。


ペーシングについては次回に細かく話しますね。

今回はここまでにしておきます。


□バックトラッキング

バックトラッキングとは、日本語で「オウム返し」と呼ばれる、

相手の言ったことを返すことです。

相手の感情 、話の内容の事実(判断を加えない)

話の要約 (話が長い場合)など、子どもの言葉を変化させて

子どもに返してあげることです。


□ミラーリング

ミラーリングとは、相手の感じている感情を、

見た目の動作や姿勢、表情を真似ることで、

聞き手が話し手を理解する手段にもなるものです。

ここで注意してくださいね。

注意しなければならないのは、

猿真似と思われるくらい、

ぴったりと合わせるわけではないということなのです。

手が手を上げたからすぐに手をあげるというのはなく、

少し時間をずらしてから手を

似たような方向に上げるという程度で、

充分ミラーリングの効果が得られます。

もちろんミラーリングを行うことで、

相手とのラポール(信頼関係)を築くことができます


聞き手、つまり、親の「共感したよ」というメッセージとは、

「話してくれてありがとう」「大変だったんだね」など、

相手をねぎらう言葉です。


子どもに対して「ねぎらう」というと、

ちょっとオーバーな感じがしますよね。

「ねぎらい」はカウンセリングなどで、

相談しに来た人(クライエント)に対して持つ感情ということで、

そういう意場面で、よく使われます。


子どもの場合は、「よく言ってくれたね」ということですかね。

子どもは親に対して、なかなか言えないことはあるもの。

それに対しての親の気持ちとして考えてみてください。






by nocotoco | 2017-12-31 07:03 | 親子コミュニケーション


不登校、ひきこもり、子どもの声を引き出します。


by Sere.C.R

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