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親子コミュニケーション:思考の整理のための質問

再びチャイルドコーチング「思考の整理」のための質問です。


子:〇〇ちゃんに嫌われたからもう幼稚園に行きたくない。

親:幼稚園に行きたくないんだね。
でも、〇〇ちゃんに嫌われたってどういうこと?
    (共感の繰り返し、興味を表す質問

子:だって嫌われたんだもん。

親:どうして嫌われたと思ったの?(具体的な話を促す質問)   

子:だって私が挨拶しても無視するんだもん。

親:無視するんだ。いつもなのかな?(具体的な話を促す質問) 

子:昨日だけだけど。

親:どういうふうに?

子:どんなって普通だよ。

親:じゃあ、良かったね。
明日○○ちゃんがお友達とお話していない時
挨拶してみようか?(提案の質問

子:そうだね。私から挨拶してみる。

親:じゃあ、挨拶できたらお母さんに知らせてね。    

子:わかった。


この会話では、「幼稚園に行きたくない」

「友達に嫌われた」という飛躍した考えを、

いくつかの質問によって調整しました。


「幼稚園に行きたくない」から始まった会話の最後では、

幼稚園に行くという約束をすることができました。


このように、自分の話をもう一度振り返ったり、

聞き手にわかりやすく説明したりする過程で、

子供の頭の中はだんだん整理されていきます。

親子コミュニケーション:思考の整理のための質問_f0394357_07165197.jpg

































親からの 質問を受けることによって、

子どもはいろいろなことを考え直していきます。

そして、質問に答える過程で、

自分の間違った思考に

気づくチャンスに出会えるのです。


ここで重要なのは、

具体的に子どもに質問することです。

子どもはその時のことを、

細かな内容を省いて話す傾向があるので、

それがどのようなことだったかを、

子どもに思い出させ、

考えを整理する用にします。

そして、特に小さな子どもの場合は、

“提案をする質問”によって、

子どもに助け舟を出しながら、

子ども自身に考えさせるということです。


親はついつい、

先走って答えを言ってしまいがちですが、

それをぐっとこらえて、

子ども自身に考えさせましょう。

これを繰り返すうちに、

子どもは自分で考え、

解決方法を見つけようとします。


すぐにはできないかもしれませんが、

繰り返しが必要です。


一朝一夕にはできないかもしれませんが、

粘り強く“提案の質問”をしていきましょう。


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by nocotoco | 2018-01-16 07:17 | 親子コミュニケーション


不登校、ひきこもり、子どもの声を引き出します。


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