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アサーション2

前回、アサーションについて、仕事場での例を見てもらいました。

その話を続けますね。

前の二つの例でいくと、

①はアグレッシブ(攻撃的)

②はノン・アサーティブ(非主張的)

③はアサーティブ(自他ともに肯定的)となります。

日本人にはノン・アサーティブなタイプが多いと言われています。

エゴグラムで言えば、AC(順応した私)が高い人です。

自分の考えや気持ちを相手に言わないだけでなく、

曖昧な言い方や、遠回しな表現を使ったり、小声で言ったりします。

これでは相手に伝わりにくいのです。

しかし、実際には誰でも「アサーティブ」「ノン・アサーティブ」

「アグレッシブ」の要素は持っています。

気心の知れた友人にはアサーティブだが、会社の上司にはノン・アサーティブ、

子供や部下に対してはアグレッシブということも珍しくありません。

相手が誰であれ、アサーティブな対応を実践することで、

自分も相手もストレスがぐっと減り、良好な人間関係が築けます。

次の例はどうでしょう。


狭い歩道を自転車が勢いよく走っていった時

「歩道は自転車が通るところじゃないぞ」

「迷惑な人だ」

「すぐに降りろ」

「常識がないな」

どうでしょうか?

これらは4つは悪い例です。


「ここは歩道ですよ」=事実を述べる

「ヒヤッとしました」=事実に対する自分の気持ちを述べる

「歩道では自転車から降りてください」=相手に具体的な提案をする

「(降りた場合)ありがとうございます」

または「(降りない場合)あちらの車道を走ってもらえると歩行者は安心です」

=相手のイエス・ノーに反応して対応を取る

アサーティブな会話は自分の感情を相手に伝えるものですが、

両者がOKの立場をとります。

ただ感情の赴くままに言葉を発するのではなく、

相手に配慮することが必要です。

エゴグラムで言うとA(冷静な私)です。

一度身につけるとコミュニケーションが以前と比べものにならないくらいスムースに進み、

対人関係でのストレスも減ります。

是非このコミュニケーションの方法を身につけてください。

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by nocotoco | 2018-06-04 08:18 | セルフ・カウンセリング


不登校、ひきこもり、子どもの声を引き出します。


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