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親子コミュニケーション:良い成果を指摘する

良い成果や成長があった場合、

それも口にだして承認してあげる。

「最近、部活がんばってるんだね」

「今日は約束どおりにちゃんと早く帰れたね」と、

良い事実をそのまま伝えます。

気持ちを伝えたいときは

アイ(私)・メッセージを使います。

「(わたしは●●ちゃんが)約束通りに早く返って来てくれて安心したよ」

「(わたしは)●●君が手伝ってくれたからすごく助かっちゃた」


アイ(私)・メッセージで伝えられたメッセージは押し付けにならず、

少し神経質な子供でも素直に

「自分への承認」として受け止めてくれるでしょう。

「自分への承認」とても重要なことです。

子どもの自身につながります。

注意点1:

良い結果を指摘して承認する場合、Youメッセージを使うと、

「自分の存在ではなく結果だけが承認された」と

勘違いされてしまうかもしれません。


例1
親: 今回のテスト、(あなたはYou)よく出来たじゃない? 
   ( Youを主語にした承認) 

子: (良い点数だけ取っていれば喜ぶんだ。

   では逆に悪い点を取ったら自分には親に

   とって価値がないのかな?)

例2
親: 今回のテスト良い点数だったね。

    お母さん(お父さん)は

●●君が頑張って勉強してたの

    見てたから良い結果が出て嬉しいよ。

   (Iを主語にした承認)

子: うん。(勉強していたことを見ていてくれた。

         結果も良い点数で良かったな)


例文の1はYouメッセージであり、

行為の結果を取り上げています。

しかし、例文の2ではIメッセージであり、

子供の行動の結果を述べたあとに

親の感想の思い=Iが主語を述べています。

その対象は点数ではなく、子供そのものです。

注意点2:

結果を承認する時に他人

と比較して承認しないようにしましょう。

コーチングは他人と比較して

やる気を起こさせるスキルではありません。

他人と比較すれば、「わたし- I(親)」

でも「あなた-You (子供)」でもなく、

関係のない第三者を会話に持ち込むことになり、競争心を煽ったり、

「自分は親に無条件に愛されていない」という印象を与える結果になります。

せっかく「承認しよう」「行動の結果をほめてあげよう」と思っても、

逆効果になってしまうでしょう。





by nocotoco | 2018-07-23 05:12 | 親子コミュニケーション


不登校、ひきこもり、子どもの声を引き出します。


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