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家族としてのかかわり-2

前回からの続きで。滝川一廣氏の

『子どものための精神医学』引用をさせていただきます。

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楽しさは能動性を伸ばす。最初はゲームにふけるなど

現実逃避てきなものでもよい。

家が安全なキャンプ地になるにつれて、

おのずとより積極的な充実感の持てる楽しみを

試行錯誤するようになる。



逃避は芯の従属感を与えてくれないからである。

その試行錯誤を、必要なときにはさりげなく手助けしながら

少しずつ行動が広がっていくのを待つ。

およその目安として、そのステップをいかに示す。

1.家の中で子どもの気持ちが安定してきている。

2.家族の気持ちも安定してきている。

3.学校も子どもに関心を持ちつつ見守ってくれている。

4.子どもの生活にリズムが出てくる。

5.子どもの生活リズムと家族の生活リズムの波長があってくる。

6.子どもが家のなかで能動感をもってやれること

  楽しめることを見つけている。

7.遊びや趣味を楽しむだけでなく、

  ちょっとした家の幼児や手伝いもするようになる。

8.子どもの興味や関心が、家の外の世界にも伸び始める。

9.これからどうしたいのか、学校をどうするか

  将来の方向といったテーマについても、

  子どもが自分なりに考えてみたり、

  話しあったりできるようになってくる。

10.子どもや家族が先の見通しが開けつつある実感を持ち始める。

11.先の見通しに向けての具体的な現実模索が始まる。

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私がイメージしていた、不登校・ひきこもりは

もっと混とんとした、荒々しいものとものと思っていました。

上記のような順番で、持っていくことがまずもって、

難しいことなのだろうと思います。

それゆえ、前回書いた

「(3)専門家とつながりをもつ」ということが

重要になるのではないかと思っています。

不登校・ひきこもりはできるだけ、外には出したくないもの、

医療機関との連携、カウンセリングなんて、

という気持ちは非常によくわかりますが、

この部分が非常に大切で、上に書かれた流れを

つくることができるかどうかの分かれ道だと思います。

親御さんは気持ちをできるだけ穏やかにして、

外に出て話を聞きに行きましょう。

その先に何かが見えてくると思います。

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by nocotoco | 2018-12-08 09:28 | 不登校・ひきこもり


不登校、ひきこもり、子どもの声を引き出します。


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