負荷を軽くする

専門学校で教師をしているときの話です。

教師をしているときに

学校に来なくなった学生は3人いました。

長期欠席=不登校になった子どもに

電話連絡をしたり、家に行ったりして、、

いろいろと話をしてきました。



不登校になってからではなく、

それ以前、学校へ行けていた時に、

なぜ行くことができていたのか、

学校での生活はどうだったのか、

それらのことを本人と一緒に

振り返ることにしました。

これは非常に大切なことだと思っています。



学校はその子にとって、

どんな場所だったのか、

そこでどういう体験をしてきたのか、

学校はその子にとって、

どういう意味を持っていたのか、

たくさん話をしました。



そのうえで、どんな負荷にぶつかったのか。

学校生活にあるのか、

家庭環境にあるのか、

それとも本人の内面の悩みに

あるかもしれません。



負荷が見つかりました。

しかし、負荷は簡単にはなくならないものです。

また、これからの生活でも

負荷はかかってくるでしょう。



取り除くというより、

いかに負荷を軽くするか、そのような感じで

話をしていきました。

負荷が軽くなれば動きやすくなります。

その子の治癒力のようなものを期待していました。



その中の一人の負荷は進路の方向性が

違っていたということでした。

それを取り除くことはできません。

ただ軽くなる、次に向かって進んで行くことはできます。

それは可能なことです。

結局、その学生は休校し、バイトをしてお金をため、

翌年に違う科へ進むという結論になりました。



そして、実際にそのように行動し、

翌年、違う科へと転科しました。



違う科に来てしまった、という原因で、

心のもやもやは晴れず、

内へ内へと気持ちがふさぎ込んで行く、

身体に疲れがたまってくる、

意欲がなくなる、悪循環で、

ほとんど外に出ることもなかったそうです。



私達は誰でも負荷を抱えて生活しています。

ですから、話をしていけば、

何らかの負荷が見えてきます。

それらは耐えなくてはいけない負荷か、

ものすごく簡単に言うと、

学校でいえば試験があります。



もう一つは耐える必要のない負荷であるかどうか。

それは先ほど話したような学生のように、

先を見つめ動き出していく、

というものだと思っています。



まだ出会ってはいませんが、

その両方が入り混じっていることも

あると思っていて、その場合の解決は、

は非常に難しいと思います。

その内容、本人の特性=資質や力量、

置かれた環境状況を見ながら、

どうすれば負荷が軽くなるかを、

見極めつつ、例えば心理療法的な方法で、

対応していく等が考えられると思っています。


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# by nocotoco | 2019-01-07 05:08 | 不登校・ひきこもり | Comments(0)

自己否定感、低い自己評価―うつとの関係

不登校の子どもの多くは低い自己評価と、

自分が得意とする一部分に関する他者への

優越感とを同時に持ち合わせている場合があります。

これは相矛盾する性質を持っています。

その優越感が無残にも打ち砕かれると、

決定的なほど強い自己否定感を抱いてしまいます。

ですから、家族が関与できる場所、

つまり家庭の中では、自己肯定感を持てるよう

接する必要があると思います。



子どもの行動をよく見て、具体的な行動を

褒めることが必要です。

ちょっとしたことでいいのです、

朝一人で起きれたら、

「偉いね、一人で起きれるんだもんね」

でもいいのです。

テストの点数が芳しくなくとも、

「これから伸びることができるね。
 
 どこまでいけるかなぁ」等々。

てれびCMでやっている「○○しろガール」は、

とてもいい例だと思います。



他社とのかかわりでは優劣の基準をもとに、

「勝った」「負けた」という判断が先行し、

競争意識を強く持ちます。

その背景には、親や教師の中に

そのような、優劣を競わせる者が

存在しているのです。



「いくら頑張ったって満足にできない」

「どうせ自分がやることはいつも不十分だ」

「何をやってもうまくできない」等々と

自己評価を低くしていきます。

実際には十分できていても、

自分が考えていたほどは、

できていないと思い込んでいます。



学校教育現場でも様々な関係でもしばしば

低い自己評価を獲得しています。

いくら頑張ってものごとに取り組んでも、

「もっとできるように頑張れ」

という教師がいれば、

一生懸命に頑張っている子ども達は

「これ以上もっと頑張れっていうの?」

という思いに疲れ果て、

「もういい。いくら頑張ったって自分は駄目だ・

 褒められることなんか何もない」

という思いに支配されます。



投げやりになり、消極的になり、

無気力状態に陥ります。

一見うつ的になっていきます。

しかし、不登校の人は自分が

本当にできている部分について

等身大にほめられると、

無気力状態から解放されます。



うつの人はいくら褒めてもかえって

意気消沈していく傾向があります。

「うつ的」なのか「うつ」なのか、

そこの見極めには注意が必要です。

うつの場合も自己否定感、低い自己評価は

長い間継続的に続きます。



人は自分で肯定な反応を

すればするほどポジティブになり、

そしてポジティブになると

行動する意欲や決意が生まれます。



そのためにも、

「どうして~できないの?」

「どうしてダメなの」などの

相手を否定的な気持ちにさせてしまう質問はさけ、

気持ちが明るくなるような質問をしましょう。

いわば、「質問によって子供を褒める」

「質問によって子供を受け入れる」と

考えてみてください。

日常の親子コミュニケーションがとても重要です。

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# by nocotoco | 2019-01-06 05:06 | 不登校・ひきこもり | Comments(0)

心の病気を疑う

心の病気から不登校を起こす子どもがいます。

病気ですから、診断も治療もできます。

比較的多いのがうつ病だそうです。



これまで、子どものうつ病は

あまり知られていませんでしたが

大人と同じように、

珍しい病気ではないことが

分かったそうです。



大人のうつ病は、憂うつ、

もの悲しい、気持ちが重く沈み込む、

イライラするなどの

気分に陥ります。

物事に対して興味や喜びを感じられなくなり、

意欲が低下します。

自律神経失調のため、睡眠障害や

食欲不振が伴うことがあります。

私は社会人でうつ病になりました。

まさに上に書いた状態でした。



大人のうつ病なら、元気がなくなり、

ふさぎこむことが多いのですが、

子どものうつ病の場合は抑うつ気分よりも、

イライラ感や怒りっぽさが目立つそうです。



親に反発したり、投げやりになったり、

親の困ることをあえてするようになるそうです。



大人でもうつ病になりやすいのは、

几帳面で責任感が強い、

完璧でないと気が済まないタイプと言われています。



子どもも「責任感が強いよい子」に多いそうです。

親や教師などの周囲の期待に応え、

意に沿おうと必死に頑張り、

その結果、疲れ切ってしまう。



治療は、比較的軽ければ精神安定剤だけで改善されますが、

重いようなら休学してカウンセリングなどの心理療法と

薬物療法を行うそうです。



うつ病は長引くと重症化しますので、

家族だけで頑張れる病気ではありません。

なるべく早く心療内科などで

見てもらうことが大切です。

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# by nocotoco | 2019-01-05 05:03 | 不登校・ひきこもり | Comments(0)


不登校、ひきこもり、子どもの声を引き出します。


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