不登校:小学5年生 自閉症のE君の世界

E君は小学校5年生の自閉傾向のある

子どもで不登校の男の子です。

建築に興味があると

親御さんから聞いていました。

私は国語を担当し、

漢字の学習と学校の補習を中心に進めていきました。



初めて会った時に、お互い自己紹介をします。

私は「建築の設計をしていること、趣味のこと、

同じ年の子どもがいること」などを話しました。



E君は名前と学年、好きなこと

  =建築現場を見ることを話してくれました。

私たちは2人の関係を「建築」を

共通なものとしてつくっていきたいと思いました。

あまりしゃべらない私はE君に質問してみました。

「何か、目標みたいなものある?」

その答えは、かなり飛躍的なものでした。

E君の目標は

・世界の休日を増やしたい。

・学校を取り壊し、大きな公園をつくる。

・毎日が課外授業。

・お金持ちになり、レーザーポインター付きライフル(BB弾)を買う。

・家全体でゲームをする。

・家の構成は、1,2階が漫画部屋、2階はおもちゃ部屋、

 3階はゲームのソフト保管の部屋、4階はゲーム機の部屋、

 5,6階はいろいろできるただただ広い部屋、ゲームをして漫画を読む。

 吹抜けがあり、屋上がある。勉強部屋はない。



・悪い人がいなくなって、ゲームがあって、

 暮らせる施設があればいい。

ということで、かなり具体的でした。

非常に閉じた自分の世界をつくりたい、

という印象を受けました。



勉強が嫌い?、人と会いたくない?

周りにいい人がいない?

ん~なかなか個性的な生徒だなぁ。

さてさて、学習を始めますか。



まずは、漢字の書き取り。ほぼ正解。

つなぎ言葉、指示語、全問正解。

作文はどうやって作っていいか

わからないというので、

キーワードをいくつか挙げてもらって、

それに付き足し付き足しで

言葉を増やしていくという説明をしました。

なんとなく文章に近いものはできました。

作文とはまだ言えない状態です。

全体的に勉強はよくできていました。



最後に、建築の課題をやってもらいました。

1枚の紙を使って、橋形をつくり(コの字型)、

消しゴムを乗せても落ちないものをつくる、というものです。

かなり真剣に考え、

何度も試行錯誤し正解にたどり着きました。

これはすごい。大人でも分からない人がいるのに。

(頭が固くて大人には解けないのかも・・・)



結構それがうれしいようで、満面の笑顔です。

そんなこんなで、学習の開始です。

放課後等デーサービスのこの塾ではとてもよくできた子。

しかし、学校では・・・

次回はE君の不登校に関してお話します。




[PR]
# by nocotoco | 2018-10-13 06:46 | 不登校 | Comments(0)

不登校:小学5年生

E君は小学5年生で、

学校へ全く行っていない不登校の子どもで、

自閉傾向があります。

学校の配慮により、

朝、友達が迎えに来てくれたり、

行事の連絡をしてくれたりしてくれています。

始めは「今度は行くよ」と言うのですが、

登校の誘いがある、

あるいは行事に行く日に、お腹が痛くなり、

行くことができなくなるそうです。


しかし、家庭教師学習がある日は

腹痛で休みのある日もあるのですが、

3/4程度は腹痛があっても、途中でおさまり、

授業を受けることができるのです。


私が受け持った子どもたちは、E君に限らず、

何らかの発達に障がいがある子どもは腹痛を訴え、

トイレに何分間も閉じこもってしまう傾向がありました。

しかし、ほとんどの場合は、

家庭教師授業の前には収まり、

授業を受けてくれます。



お母さんに不登校のことを聞くと

「いつか行くようになるだろうから。

学校に行かなくてもどうにかなるから。

このまま様子を見ようと思います」

という感じで、笑顔で応えます。


お母さんに聞いてみると、

不登校に多く見られるような、

朝から夕方まで動けず寝込んでしまって、

夜起き出して、テレビ、ゲームを

深夜までやっていることはないそうです。



本人に聞いたところ、朝は少し遅いですが、

10時には目を覚まし、

お母さんのつくってくれた朝ごはん、

お昼ごはんを食べているそうです。

大きな生活の乱れはないそうです。

「昼間は何をやっているの?」と聞くと、

『マインクラフト』というゲームはやっていると言っていました。
(『マインクラフト』はすごくはやっているそうですね)


C君はとてもよく勉強ができます。

とても明るく、ふざけたりもします。

デザインにとても興味を持ち、

休憩時間に私が出したデザインの

問題を解いてもらっています。

休みの日には、ボルダリングに行ったことを

話してくれたこともあります。

夏休みには、遠方の知り合いのところへ出かけ、

もても楽しく遊んでいるそうです


学習面では、特に問題はなく、

国語共にC君の学年の問題をこなしています。

問題のプリントは毎回ほぼ100点の成績です。

私はこの場所がE君のもう一つの、

精神的・時間的居場所になればいいと考えていました。





[PR]
# by nocotoco | 2018-10-12 05:44 | 不登校 | Comments(0)

発達障がい:言葉の整理

B君には、学習の最後に

その週にあったこと楽しかったことを、

話してもらうようにしています。

LDであるB君に、

言葉の単位の並べ方を

覚えてもらうためです。



中分の読解力はまだ難しいので、

もう少し後にやってもらおうと持っていました。

プリントでは、主語、述語、装飾語など

単発の文章読解をしてもらっていました。



B君のお話の中には、

様々な登場人物が登場します。

お父さん、お母さん、お姉ちゃん、

おじいちゃん、おばあちゃん、

いとこの男の子と女の子、

お母さんの友達とその子ども、

お父さんの友達とその子ども等。

そしていろいろなところに、

いろいろな乗り物で行きます。



そして、いろいろな持ち物を持っています。

おじいちゃんはバイクを持っていて、

B君はその後ろに乗ってどこかに

連れて行ってもらったり、

お父さんたちは車で移動したり、



小学校3年生としては、

非常にたくさんの言葉を使って、すごい早さで、

楽しかったことを楽しそうに話してくれます。



その時に、主語、述語、時間の前後などが

整合性が取れていません。

お母さんも「言ってることが、整理されていない。

そこらへんも、先生から言ってください」と頼まれました。

確かに、結構ぐちゃぐちゃです(B君ごめん)。




それをちゃんとした分にできるように、

プリントをつくりました。

最初は、思う存分話してもらいます。

その次にそのプリントを使って、

だれが?いつ?

だれと?

どこへ?

何をしに?

と書いてもらい、

自分の話を整理してもらいます。



話しをまとめることの困難さを感じます。

始めに書いたように、

特に主語、時制や格助詞の使用に問題が見られます。

例えば、「紙で切っている」

正解は「紙を切っている」、

「昔々おじいさんと、

おばあさんががいます」など。



文法の誤りが、話しでたくさん出てきます。

学習時間に、文法の練習も重視して、

プリントでしつこいくらいやっています。

少しずつですが、整いつつあります。



問題プリントだけでなく、

その子の特徴に合わせたプリントを用意し、

話を聞きながら、書いて整理してもらうことは、

覚えるのにとても役立ちました。








[PR]
# by nocotoco | 2018-10-11 06:58 | 発達障がい | Comments(0)


不登校、ひきこもり、「つらい」思いをしている方のカウンセリングをします。


by Sere.C.R

プロフィールを見る

外部リンク

カテゴリ

全体
不登校
親子コミュニケーション
発達障がい
セルフ・カウンセリング
未分類

以前の記事

2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月

お気に入りブログ

村上建築設計室です。

最新のコメント

検索

最新の記事

不登校の子どもの気持ち
at 2018-10-22 09:46
知的障害、自閉症、ADHDー..
at 2018-10-21 06:14
知的障害、自閉症、ADHDー..
at 2018-10-20 09:34

記事ランキング

ブログジャンル

メンタル
教育・学校