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親子コミュニケーション:質問の例

質問の例

前回お伝えした質問に近い質問を見てみましょう。


親:どうしてあなたはいつも部屋を片付けられないの?

        ↓

    Youメッセージ、決めつけ
    Why+ネガティブセンテンスの
    答えのないタイプの質問



子:うるさいなあ、知らないよ。 

        ↓

  「親は機嫌が悪いようだ」
  「いつもできないというのはひどい」
      などの憤慨の気持ち



この質問はコーチング質問でも、

通常の質問でもなく怒りの言葉です。

ですから、このような質問で

会話や関係が良くなることはありません。

また、子供は親が好戦的な態度の時は、

同じように対応するべきだと思っていますから、

子どもから返ってくる反応も

刺々しいものになってしまうでしょう。

もちろんこのての質問によって

子どものやる気は削がれてしまいます。

この場合も、ちょっとした聞き方の違いで、

子どもの感情は違ってきて、

会話はスムーズに続くと思います。

前回の未来に対する質問ですね。


「どうやったら○○できるかなぁ?」でしたよね。

この言い方だと子どもは責められているわけでもないですから、

素直に話を聞いてくれると思います。

〝一緒に考えようよ”というメッセージですから、

子どもも受け取りやすいと思います。


親子コミュニケーション:質問の例_f0394357_05372004.jpg
































ムカッときて、はよくあること。

でも、ここで言葉の前に深呼吸。

「どう」まで頑張ってくださいね

(「どうしてお前は・・・」の「どう」)。

そのあとは「やったら~」と結んでください。


このことは、親が子どもに対して、

我慢、無理しているわけではないですよ。

子どもだけでなく、大人同士でも同じです。

より良いコミュニケーションのためのものです。

そこに、大人も子どももありません。

子どもは当然自分の子どもですので、

若干でも自分の所有物のような

感覚があるかもしれません。

その気持ちの場合は、

「なんで、そんなに気を遣うの?」と思われるかと思います。

そこら辺のところをじっくり考えてみてください。

所有物にしていると、

どこかで歯車が・・・なんてことも。

気にせず、子どもに対しても、

〝頑張ってください”

〝気を遣う”こととは違いますからね。

これだけは忘れないでくださいね。

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# by nocotoco | 2018-02-25 05:35 | 親子コミュニケーション

親子コミュニケーション:質問のコツ

今回は「質問のコツ」です。

チャイルド・コーチングでの質問は

子どもから情報を得るのではなく、

質問によって子どもが

答えを見つけ出すために行われます。

そして、子どもは自分で答えを見つけ出したり、

親に提案したりすると、その決定に従いやすくなる。


つまり、言われたとおりにする、

言われたからする、

その結果はが同じになるかもしれませんが、、

「子どもは自分で答えを見つけ出したり、

親に提案したりする」ことによって、

出てくる場合の答え、それは大きく違ってきます。

子ども達の成長には、

まったく違った「育ちの種」が生まれてきます。

ですから、チャイルド・コーチングの質問は、

子どもが自分で答えを見つけ出す方向に、

デザインするようにして行くといいですね。

親子コミュニケーション:質問のコツ_f0394357_05335872.jpg



















子ども達に自分で考えることの大切さを覚えてもらう。

その結果が、自分の思う方向へ行った時の喜びを感じてもらう。

自分の思う方向へと行かなかったときは、

「ん~なんでだ~」を一緒に考えてあげる。

特に小さなお子さんの場合は、

「ん~なんでなのかなぁ???」

がとても多くなると思います。

「でも、ママ、パパが一緒に考えてくれるんだもんねぇ」という

安心感に包まれることの大切さを、

ママさん、パパさんに感じることができるといいですね。


大きくなるにしたがって、

質問の仕方を変えてみる。

うまくいくか、行かないか、その結果を見て、

質問の難易度(?)をいろいろと

工夫してみるのはどうでしょうか。



我が家の場合、妻が外出で遅くなったときは、

当然、私が夕食をつくります。

小さい頃は、「今日は○○だけど何時に食べる?」

もう少し大きくなってきたら、同じ質問なのですが、

「何時」は守って用意した食材で作っていてくれる。

いまは、「何時ころ夕食にする?」で、

ある食材を使って作ってくれる。

ごはん前におなかが減った時も、

何も言わずに勝手になんか作って食べます。

そして、夕食を食べながら、

「今日のおかずはねぇ、○○で工夫したんだよ」

「□□がつくったんだよ。なかなかおいしいよね」

というふうな感じで、会話が進んでいきます。

頼もしい限りです。

で、「我が家で一番料理が駄目なのはパパ」

という結論に達しました。

ちょっと主旨ら外れてしまいましたが、

子どもの年齢で質問の仕方を考えてみると、

以外な答えが返ってくることもあります。

「ん~・・・わからない」となったら助け舟。

それでも、会話が楽しく進んでいきます。

まずは、楽しく質問をしていくのがいいと思っています。

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# by nocotoco | 2018-02-24 05:34 | 親子コミュニケーション

親子コミュニケーション:答えのない質問4

前回からの続きです。

反語の説明から。

「答えのない質問」それは反語というものです。

反語は「本当に表したいことの反対のことを述べて、

皮肉として用いられる」ための用法ですから、

もともと冷たく、人を傷つける力を持っています。

このようなしつもんはチャイルド・コーチングでは

使わないようにしてください。

親が質問―実は反語という形で、

不満や怒りを子どもにぶつけているとき、

子供ははっきりその質問の意図読み取っています。

つまり「どんな答えをしても受け入れられない」

質問であることが分かっているのです。



このような質問はコーチング質問でも、

通常の質問でも怒りの言葉なのです。

ですから、このような質問で会話や

関係が良くなることはありません。

チャイルド・コーチングでの質問は

子供から情報を得るためではなく、

質問によって子供が答えを見つけ出す為に行われます。

そして、子供は自分で答えを見つけ出したり、

親に提案したりすると、

その決定に従いやすくなる、それが目的です。

「反語」=「答えのない質問」で子どもが反発し、

答えが見つけられない状況が続くと、

子どもは無気力になりがちです。

「子供は自分で答えを見つけ出す」ことを

いつも頭に入れて、

質問を考えましょう。

「そんなことを言ったって」という人は、

もう一度前回に戻ってみてくださいね。






# by nocotoco | 2018-02-23 04:48 | 親子コミュニケーション


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